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占いのまえに
生まれた瞬間の星の配置図(ホロスコープ)から、性格の傾向と運の流れを読む占いです。雑誌でおなじみの12星座占いは、このうち太陽の位置だけを使ったものにあたります。

生まれた日付・時刻・場所から、そのときの天体の位置を図にします。これがホロスコープです。太陽・月・水星・金星…といった天体が、12の部屋(ハウス)のどこに入り、たがいにどんな角度をつくっているかを読みます。
つまり12星座占いは、この図のごく一部です。同じ星座でも生まれた時刻が違えば図は別物になるので、「当たらない」と感じた経験があっても、本格的なものは別物と考えてかまいません。
生まれた時の図は一生変わりませんが、空の天体はいまも動き続けています。「生まれ持ったもの」と「いま巡ってきているもの」を重ねて見られるのが、この占いのいちばんの持ち味です。
ホロスコープは、次の3つの組み合わせでできています。
たとえば「金星が蟹座の7ハウスにある」なら、愛情表現(金星)が、家庭的でこまやかに(蟹座)、パートナーとの関係(7ハウス)で出やすい、と読みます。主語・形容詞・場所を組み合わせて一文をつくるようなものです。
12の星座は、火・地・風・水の4つのグループに3つずつ振り分けられています。自分の星座がどこに入るかを知っておくと、先生の説明がぐっと追いやすくなります。
| 元素 | 星座 | 読まれやすい性質 |
|---|---|---|
| 火 | 牡羊座・獅子座・射手座 | 情熱的・行動が先・まっすぐ |
| 地 | 牡牛座・乙女座・山羊座 | 現実的・着実・形にする力 |
| 風 | 双子座・天秤座・水瓶座 | 知的・言葉と人のつながり |
| 水 | 蟹座・蠍座・魚座 | 感受性・共感・気持ちの深さ |
相性を見るときも、同じ元素どうしは話が早く、火と風、地と水は助け合いやすい組み合わせとされます。ただしこれは太陽星座だけで見た大まかな傾向で、本格的な相性はふたりの図全体を重ねて読みます(これをシナストリーと呼びます)。
生まれた瞬間に東の地平線にあった星座をアセンダント(上昇宮)と呼びます。第一印象や、人からどう見られるかを表すとされ、太陽星座と並ぶほど重く扱われます。
このアセンダントは、およそ2時間ごとに次の星座へ変わります。同じ日に生まれた人でも、朝と夜では別の図になるということです。12のハウスの位置もここから決まるので、出生時刻が分かると、「どの場面で」の読みが一気にはっきりします。
もう一つが月星座です。月は2日半ほどで次の星座へ移るので、生まれた日によっては時刻が分からないと月の星座が決まりません。「心の素顔」を表す天体なので、恋愛の相談では太陽より重く見る先生もいます。
いま空にある天体が、自分の生まれた時の図のどこを通っているかを見るのがトランジットです。「いつ」を聞かれたとき、多くの先生はここを見ています。
30歳前後で「なんとなく人生を見直したくなった」なら、サターンリターンの時期かどうかを聞いてみると、話の入り口になります。
自分の向き不向き、転機の時期、相手との関係の噛み合い方。「そもそも自分はどういう人間か」から始めたいときに向きます。
相手の生年月日が分かれば、ふたりの図を重ねて「どこで惹かれ合い、どこですれ違いやすいか」まで見られます。相手の出生時刻までは分からなくても、太陽・金星・火星の位置だけでかなりのことが読めるとされています。
必要なのは生年月日・出生時刻・出生地です。出生時刻が分かると読める範囲がはっきり広がるので、母子手帳を手元に置いてからかけると、通話時間を使い切らずに済みます。
時刻が分からない場合でも見てもらえることが多いですが、読めない部分が出ます。最初に伝えておくほうが話が早いです。
ホロスコープを作るのには少し時間がかかるので、生年月日・時刻・出生地を最初の一言でまとめて伝えると、先生が図を出しているあいだに相談の中身を話せます。
ホロスコープは情報量が多いので、聞きたいことを絞らないと説明だけで終わります。「私はどんな人ですか」よりも「いまの仕事を続けるか迷っている」のように、場面を決めて聞くほうが噛み合います。
また、星座の境目の日に生まれた方は、雑誌の星座表と本格的な計算で星座が違うことがあります。太陽が次の星座へ移る日は年ごとに1日ほど前後するためです。
「へびつかい座を入れた13星座」が話題になることもありますが、西洋占星術の12星座は、春分点から空を30度ずつ12に区切った目盛りの名前です。夜空に見える星座そのものとは別の決まりなので、13番目が加わることはありません。
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